141.時代が変わる
2018/08/24
まさに天の配剤とでも申すべきでしょうか。我が町余市で真に革命的なことが起きそうです。この週末の選挙でこの町始まって以来の町長が誕生しそうなのです。
年齢は36才、経歴を見る限り充分に知的で行動力溢れる人物です。選挙期間中、度々出掛けて行って彼の演説を聴きましたが、この町が見事に沈滞化している現在だからこそ、天はこのような人物を遣(つか)わしたと思われるような数々の政策を並べ立てました。
それは自民党が推選して霞が関のエリートを立てて来たのですから、実に煌(きら)びやかな応援演説者達を次から次へと送り込んで来ます。日本一若い衆議院議員という振れ込みの鈴木貴子氏(32才だそうですが、演説はとても上手でした)、かの町村一族のホープ和田義明氏や橋本聖子氏等々若手の人気議員が顔を揃えるのは理解出来るとしても、何と内閣官房長官の菅義偉(よしひで)氏まで来町するに及んでは、あれ、これは国政(国会議院)選挙かしらと錯覚する程です。きっと国の中枢は本気でこの余市からの本格的な地方創生を考えているのでしょう。
それにしても56才の対立候補者は、何度も企画された公開演説会をすべて断って出席せずに、新聞取材等々の文書での公約提示に徹しています。結果的には、相手候補(36才)と殆ど同じことを述べ立てた、いはゆる「後出しジャンケン」となりました。全く姑息としか言いようがなく、残念です。
唯一56歳氏独自の主張といえば、「よそ者に任せるよりは町役場で経験を積んだ私に!」ですって。びっくりです。私に言わせれば「君だってこの余市町出身じゃないだろう。」
それでは、70歳ながらしかもよそ者で健闘中の私から貴方に次の言葉をお贈りしましょう。Bob Dylannの詩の一節です。
Your old road is rapidly agin’
So get out of the new one
If you can’t lend your hand
For the times they are a-changin’
君らの作った古い道は急速に崩れてゆく
だから新しい道作りに手を貸せないのなら出て行って呉れ
だって時代は今変わろうとしているのだから
「The times they’re a-changin’」